2018513[日]

中世ルネサンスバロック音楽講座初心者歓迎
辻康介のソルミゼーション講座(大阪クラス)

坂本音楽スタヂオ [4/25,26 大阪

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詳細
中世ルネサンスからバロック音楽に至るまで、現代では失われてしまった「ソルミゼーション」という古い階名唱がありました。

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この講座は、その「ソルミゼーション」について学び、体感し、古い音楽に対する考え方やアプローチを当時の人が体験したものに近づけてゆくものです。

日時 2018年5月13日()・14日(月)
会場 13日 大阪市立鶴見区民センター 第1集会室
   14日 大阪市立大淀コミュニティセンター 第2会議室
講師 辻康介
受講料 5,000円(1講座あたり)
講座当日の事務負担を軽減するため、受講料の事前のお支払いにご協力ください。
事前にお支払い(5月9日(水)正午まで)いただける方は、
・クレジットカード、Paypal、銀行振込でお支払いいただけます。(講座当日は現金のみの取り扱いです)
・13日~14日に開講される3種の講座辻康介のソルミゼーション講座辻康介のアンサンブル・クラス2018年合唱コンクール課題曲へのアプローチを複数受講される場合、受講料が割り引きになります。
2講座受講 9,500円 / 3講座 14,000円 / 4講座目からは 1講座あたり 4,000円 ]

時間割
5月13日(日)
11:20-13:20 第4課「節回しとしての旋法」
14:20-16:20 第5課「音階としての旋法」
19:00-21:00 第1課「入門:どうして6音なのか」

5月14日(月)
11:20-13:20 第6課「雄弁な旋法」
14:20-16:20 第7課「ポリフォニーと旋法」
16:40-18:40 第2課「6音で歌う基礎 1」


主催 中世移動ド唱法大阪クラス
お申し込み、お問い合わせは 坂本音楽スタヂオ @sakamotomusicst / sakamoto.music.studio.osaka@gmail.com にて承っております。



何故六音?-旋法と歌心
講師 辻康介より 大阪講座によせて

 「ソルミゼーション」として知られている「シ」のない六音によ
る音階:ut re mi fa sol la だけによる階名唱は、11世紀に遡る
元祖階名唱です。この六音階名唱は、1780年頃まで実践されていて、
例えばあのJ.S.バッハも六音で歌っていました。この元祖階名唱
を身につけるのがこの講座の目的です。
 それにしても、何故、今、「シ」の無い六音だけの古い階名唱を
実践するのでしょうか?
 中世・ルネサンス・バロックといった古い音楽の調べは、後のヨー
ロッパ音楽の基礎になっています。六音階名唱はこの調べの秘密
を解く鍵です。例えば、ある高さの音が、その後に続く音によっ
て、つまり、後に続く音が高いのか低いのかによって、どこか感
じが違う、色彩や流れが違う、ということを私達は何気なく知っ
ています。元祖階名唱で歌うと、これが明確に説得力を持って分
かってきて、古く素朴な旋律に隠された旋律の力を目の当たりに
出来ます。これは様々なレベルで演奏や歌唱のヒントになります。
 多くの人にとって悩みの種である「旋法」も、六音階名唱で歌い
ながらとらえなおしてみると、その本当の意味が分かってきます。
「旋法」という言葉のもと、当時の人たちは旋律の特徴をあらゆる
角度からとらえていますが、その前提は元祖階名唱でした。私達は
グレコリオ聖歌とポリフォニーの時代の音楽の旋律音楽としての魅
力を六音階名唱を通して再発見出来るのです。
 この講座は、古楽のとりことなり歌い演奏している方々はもちろ
ん、様々な音楽に取り組んでいるすべての方、また、音楽教育に携
わる皆さんにとって興味深いものになるでしょう。なにしろ、元祖
階名唱という一つの理論的なシステムは「はじめに歌あり」という
発想で作られ、歌心に満ちあふれているのです。
 ソルミゼーション講座を東京・名古屋・仙台で長らく開講してい
ますが、関西での開講は、中学高校と神戸で過ごし、御影高校合唱
部と神戸室内合唱団でルネサンス音楽と出会った私にとって感慨深
いものがあります。皆様のご参加をお待ちしています。



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