日時未定

初参加歓迎古楽マーケティング
【追加開催】「古楽におけるクリティカル・シンキング」講座(お試しワークショップ)

みの

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詳細
好評につき追加開催します!

7月と8月に1回ずつ開催したこちらと同じ内容になります
延べ11人の方に受講いただいたのですが、手前味噌ながらなかなかよいコンテンツに仕上がり、受講者の方からも好評をいただいたのと、出たいけど日程合わず断念された方がいらしたので追加開催することにしました。

日本の古楽市場は本場欧州とは前提や環境が大きく異なりますよね。それの分を考慮しても、昨今の古楽(という芸術・あるいはコンテンツ)のあり方も数年前とは大きく変化しており、その独自性や変化のスピードはますます高まっていると言えるのではないでしょうか。

何がどう変わっているとか、逆に何も変わってないよとか、コメントを述べることは誰にでもできます。ただしそれは多くの場合、単に「意見」や「アイデア」を述べているに過ぎず、「本当にそうなの?」「こういう見方もできませんか?」といった返しが来ると途端に説得力を失ったり、出口のない(あるいは生産性の低い)議論に陥る危険性をはらんでいます。

また、「マーケティング」という領域は誰でも語れる一般的な概念のようにも見えますが、一般の方が語る医学と医学部を出られた方が語る医学がおそらく全く異なるように、実はわりと奥の深い(というか専門的な)分野です

そこで、この分野でご飯を食べつつもいち愛好家として古楽に関わる者として、何かできないかと1年前に実施したのが「古楽におけるマーケティング」講座でした。
多くの参加者に好評をいただきましたが、その後古楽関連のイベントでお会いする複数の方にこのような講座への興味をお寄せいただいていたこともあり、先シリーズの反省を踏まえ、かつ「考え方そのものを問い直せるスキル」の部分を厚くしつつ、全体的に内容を強化・改善したプログラムを用意しようと考えました。それが今回の「古楽におけるクリティカル・シンキング」講座です。

※クリティカル・シンキングとは、「あらゆる物事の問題を特定して、適切に分析することによって最適解に辿り着くための思考方法」のことです。単純な批判精神や反骨精神のことを指すタームではありません。Wikipediaの項も併せてご覧ください

今回も固定メンバーで複数回にわたって一緒に学んでいくスタイルをとりたいのですが、いきなりそれをスタートするのもお互いにハイリスクだろうと思い、どんなものかお試しで参加できる1回限りのイベントを検討しました。扱うテーマは以下の通りです。

2時間程度のワークショップを想定しています。

■テーマ
(1)「軸」で語ろう〜構造化と抽象化の技法〜(お試し版)
(2)何をもって「マーケティング」と呼ぶか(お試し版)
(3)「チラシ」とは何か?(集中討議)

■日時
9月以降のどこか1日。参加者が確定した時点で皆さんと相談します。ツイッターのグループDM機能なるもので会話させていただければと。

■募集人数
4名。少人数のワークショップ形式を想定しています。
(最低催行人数:2名)
万が一希望者多数の場合は、増員あるいは同プログラムの複数回開催なども検討する・・・かもしれません。主催者の余裕の有無次第・・・)

■こんな方に向いています
・演奏会の企画・運営に強い問題意識をもって関わっている方
・現在の日本の古楽市場のあり方に課題意識、あるいは強い関心、知的好奇心をお持ちの方
・ものごとを俯瞰的にとらえ、生産性の高い「議論」や「事象の分析」ができるようになりたい方

■場所
ホワイドボードがある場所であればどこでも。参加者と相談して決めたいと思います。

■会費
通常8,000円(シリーズものの場合は5,000円/回)
・・・のところお試しということで3,000円(レジュメ代込、場所代は別です)

■参加表明期限
2016年8月31日(日)23:59

■コーチ
@h_mino  (都内の某ファームにてコンサルタント歴8年、専門は「事業戦略/マーケティング戦略の立案」、「新規事業/サービスの開発」など。現在は某事業会社にて「事業戦略/マーケティング戦略の立案」、「新規事業/サービスの開発」などに従事

■受講者の声
Q: 本講座に参加した意図や目的、あるいは課題感は何でしたか。また、それらはどのように、どれくらい達成できましたか。

(Aさん)
アイディアが先行してしまうケがあったので、そうでなく論理的に目的やターゲットから考えるヒントをもらいました。
最後の課題では、一つコンセプトやターゲットを決めるとたくさん細部のアイディアが出てきて面白い体験ができました。
また、今まで漠然と思ったり考えたりしていたことに確信が持てて良かったです。
(和声講座もそうですが)このような講座は、自分の中で点在している考えや中途半端な知識を体系化して整理するのも目的の一つだと思います。

(Pさん)
わたしは他の受講者の方々と異なり演奏家でもなければコンサートの企画やマネジメントをしたこともない立場ですので、現実のコンサート運営に即した具体的な課題感を持っていたわけではありませんが、個人的に古楽が大好きでそれが単に自分の嗜好ということに留まらないよさを持っているとは信じていました。そのようなわけで、自分がよいと信じるもののよさをどのようにしたら実際に他の人に伝え、わかってもらえるのかということがわたしの抽象的な課題感でした。その意味ではマーケティングというのは少し修辞学のようなもの(効果的な伝え方の技術)かと思っていましたが、講座を受けてそれほど単純なものでもなく、課題の分析から伝えるものの内容、形式まで論理的に導出するプロセス全体を指すものとして大変面白く認識を新たにしました。課題の発見、分析もその先の作業も解釈の如何で見る人によって違うところが面白いと思いましたし、個人的には特にマーケットインとプロダクトアウトの考え方が面白く、つい売り手側として考えてしまいがちな思考のくせにも気づけてよかったと思っています。
今回の講座を通して抽象的な課題のイメージが具体的なプロセスとして認識できるようになったことが最もよかったことですが、わたしに圧倒的に足りないのは今回学んだ内容と実践とのつながりだと思いますしそこが欠けては机上の空論になってしまうところでもあるのでなんらかのかたちで実際に企画をしてみねばなるまいと思っております。

場所
高田馬場
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