空想犯行目的
都市の破壊/防衛という観点から立川駅周辺を歩くことで、立川という都市が喚起するテロリズム的想像力をとらえ、アニメのなかで描かれる都市の非常事態を空想的に体感する。
空想犯行手段
立川駅周辺で空想上のテ□を実行し、空想のなかで都市を破壊することで、現実の立川とアニメのなかの立川を重ね合わせる。
空想犯行費用
¥1,000
※交通費(¥600程度)・立川まんがぱーく入場料(¥400)別
空想犯行人数
10人前後
※「街歩き」という企画の内容上、人数を制限するために招待制となっています。ご了承ください。
空想犯行日時・場所
2014年3月29日(土)
12:00 多摩モノレール多摩センター駅 集合
12:07 多摩モノレール多摩センター駅 出発
12:30 多摩モノレール立川南駅 到着
12:40 立川まんがぱーく 到着(昼食・事前レクチャー)
14:00 立川まんがぱーく 出発(街歩き)
18:00 立川こども未来センター 到着(犯行声明作成)
18:40 解散・打ち上げ
空想犯行概要
- 立川駅周辺はアニメ作品の舞台になることが多く、自治体と地元商工会が連携してアニメファンの誘致(コンテンツ・ツーリズム)に力を入れている。
- しかし、聖地スタンプラリーやパネル展示、コラボグッズ販売といったよくある地域振興策にとどまっており、立川を舞台にしたアニメ作品の特殊性をとらえられていない。
- 立川アニメの特殊性とは、立川駅周辺が作品の舞台になっているだけではなく、立川という都市そのものがテロリストの標的になることである。
- 『とある魔術の禁書目録/Ⅱ』(2008/2010年)『劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟』(2013年)『とある科学の超電磁砲/S』(2009/2013年)『ガッチャマン クラウズ』(2013年)『世界征服 謀略のズヴィズダー』(2014年)では、立川の破壊/防衛をめぐって激しい戦いが繰り広げられる。
- 立川アニメのこうした特殊性をとらえるためには、アニメファンによる従来型の聖地巡礼や、自治体主導のコンテンツ・ツーリズムでは不十分である。
- そこで週末研では、立川アニメに登場するテロリストにならって、都市の破壊/防衛という観点から、都市や建築、地図などのスペシャリストとともに立川駅周辺を歩く《立川コンテンツ・テ□リズム》を提唱する。
- アニメ作品の聖地のみならず、立川駅周辺の構造や動線、再開発の経緯、広域防災基地としての機能などを踏まえることで、立川が喚起するテロリズム的想像力をとらえ、アニメのなかで描かれる都市の非常事態を空想的に体感する。
- さらに、立川駅周辺で空想上のテ□を実行し、空想のなかで都市を破壊することで、現実の立川をアニメのなかの立川と重ね合わせる。
空想犯行課題図書・映像作品
- 今和泉隆行『みんなの空想地図』
- ミシェル・ド・セルトー「都市を歩く」『日常的実践のポイエティーク』
- 今村創平『現代都市理論講義』
- 『東京都 立川・昭島市(都市地図)』昭文社
- 『とある魔術の禁書目録』(2008年)
- 『とある科学の超電磁砲』(2009年)
- 『とある魔術の禁書目録Ⅱ』(2010年)
- 『劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟』(2013年)
- 『聖☆おにいさん』(2013年)
- 『とある科学の超電磁砲S』(2013年)
- 『ガッチャマン クラウズ』(2013年)
- 『世界征服 謀略のズヴィズダー』(2014年)
空想犯行事前レクチャー(仮)
- 企画概要(@teramat)
- 立川アニメとテロリズム(@teramat)
- 立川再開発とパブリック・アート(@odawaranodoka)
- 地図から読む立川(@chi_ri_jin)
- 立川の都市論的位置づけ(@tachesan)