2014年1月18日[土] 14:00 わいわいスイパラ読書会@池袋 第0回(おためし) 課題図書:國分功一郎『哲学の先生と人生の話をしよう』詳細 「わいわいスイパラ読書会@池袋」、以前からやろうと思っていたのですが、試験的に一度実施してみたいと思います。 課題図書は國分功一郎 『哲学の先生と人生の話をしよう』です(いろいろ案があり、ロラン・バルト『恋愛のディスクール』やバタイユ『エロティシズム』、とかも挙がっていたのだけれど今回はこれです』。本書は哲学者による人生相談の本です。評論家の宇野常寛による批評誌『PLANETS』のメルマガにて連載されていたものの単行本で、いろんな人の悩み(たとえば恋愛、「女性との接し方が分からず、ホモソーシャル的な空気に逃げてしまいます」など)について國分さんがとても良い返答をしています。國分さんはスピノザやドゥルーズを研究しておられ、 著書に『スピノザの方法』『ドゥルーズの哲学原理』があります。國分さんの文章は高度な内容を平易かつ丹念に説明してくれて良さがあります。 課題図書: http://www.amazon.co.jp/dp/402251115X/ (どういう相談が寄せられているか目次を見れば解ります) いろんな人の「悩み」に哲学者の國分さんが答えるという本書、個々別々の質問やその解答がまず面白いのですが、以下少し「人生相談とは何か」について書きます。 人生相談というのは、往々にして悩んでる人自身が、本当は自分が何を悩んでいるのかを解っていないことが多いです。言い換えると人は自分が何をしているのか よく知らない(フロイトやマルクスはこうしたことをよく言います)。したがって人生相談にあっては性急に解を出そうとするよりまずその問題自体を整理して あげる必要性があり、そのうえで理知と情動に訴求力を持つ応対をしなければなりません。それは単に「親身になってあげる」という以上のこと、すなわち思索 的であることが要されます。 そういった観点から見た際、この本はとても良書です。 またこの読書会を企画する意図について書きます。 まず、僕は現殺会という名前の読書会を主催し一年ほどやっています。扱ってきた本はニーチェ『道徳の系譜』、ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』、ドゥ ルーズ『意味の論理学』、エーコ『記号論と言語哲学』、バディウ『存在の喧騒』、ハイデガー『技術への問い』などです。けっこう真剣にやっていて扱う本も重くメンバーも基本的に固定されています。 それとちょっと趣の違った、どちらかというととっつきやすそうな本を扱いながら気軽に誰でも参加できる読書会もやってみようかなということで「わいわいスイパラ読書会@池袋」をやりたいなと思っています。 スイパラについて説明しなくても良いかもですが、スイパラとはスイーツパラダイスの略称、スイーツが時間内で食べ放題の空間です(僕はかなり前に小説で知りました)。池袋のスイパラにボカロオフで行ったことあるのですがきゃりーぱみゅぱみゅのPVのようなファンシーな内装で「わー」って思いました。あと女子高生がガールズトークしてました。あと甘いものが食べれて良いです。 ちなみにスイパラは食べ放題なのでもちろん時間制限があり、この読書会はスイパラの制限時間が来たらみんなでどこか遊びに行くというわいわいシステムになります。ダーツとかに行けば楽しく盛り上がりながら会話もできる(読書会の課題図書の話を続けることもできるし違うことも話せる)のでわいわい度数が上昇します。 参加希望のかたはTwiPlaで「参加する」の状態にしておいてください。もしくはReplyを送ってください。集合時間は二時です。集合場所などは改めて連絡します。 よろしくお願いします。 場所 スイーツパラダイス池袋店 道順を調べる 不参加 (0人)
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