・SUBUTA(絶対に高まってはいけないDJ Bar / ex. ANISON TRIGGER, 推し蔵夜遊び) @sbtbka 
2015年1月より秋葉原あるけみすと様にて開催して参りました「絶対に高まってはいけないDJ Bar(#はけない)」、今月10年目のこの時まで駆け抜けることができました。
改めて関係してくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。
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以下少しだけ自分語りをさせてください。
SUBUTAがそもそもアニクラ文化に入ったのは2011年2月、同じ秋葉原にあるMOGRAで開催されていたアニソンインデックスがきっかけでした。
Twitterで紹介する記事を見かけてからリア友を誘って毎月のように通ってはアニクラは何たるかを学んだり入場制限で弾かれたり東京Walkerに載ったり無心で楽しんだ時期でした。
少し経った頃、けいおん!やラブライブ!で知り合ったオタク達で既にアニソンDJとして活動していたメンバー達がTwicastで定期配信したり当時は多くなかったクラブ箱でのイベントで活躍したりといった姿を見ているうちにアニソンDJに憧れを抱くようになりました。
その中で身内オタクで「オタク・ロワイアル(OTRY)」なる身内アニクラ=忘年会を開催することになり、2013年末にひっそりとアニソンDJ活動を始めました。
微熱ルネサンスを掛けてめちゃくちゃ怒られたことだけは覚えている。
当時あったMOGRAのブーレンで練習しつつ色んなアニクラで勉強しつつ、DJ師匠の一人であるくりたんが主催していた「あるけみすと学園祭」をきっかけにあるけみすとさんと懇意にしていただくようになり、はけないを始めさせていただくことになりました。
あの時は無名だった自分の無茶を聞いてくれた39さん、ありがとうございました。
そしてオーガナイズは全く未経験のイベントに参加してくれたシンキさん、くりたん、りょーちゃん、なけなし、本当にありがとう。
はけないのイベントを始めた2015年はアニソンクラブイベントが黎明期から本格的な盛り上がりに突入し始めたぐらいの時期でした。インデ以外にも声クラ!、Xi-lium、こすボウル、癒音、夏の宴/冬の宴、あにみゅ、後音、うちコレ!、ヨシダワイヤー、乙女帝國腐人議会、リスリク、ERG Night、μパ、即沸き等々(敬称略)……行けるイベント全部行ってたけどよう体力あったなという……。
そんな勢いで始めた初期はけないは「押すな押すな高まるな高まるな高まる!」のワイワイ感をメインにテキーラが飛び交っており終了後潰れるゲストさんも出してしまいました、その節は申し訳ありませんでした……。
そんな元気に溢れた初期もめ〜〜〜ちゃくちゃ楽しかったんですが、回を重ねるごとに「アンセムパーティでは掛からないようなでも良い曲を掛けたい/仕事で疲れた心を癒やされたい」といったコンセプトを中心としたラウンジ系イベントとして活動していくようになりました。
色々と通いすぎて拗らせていった結果と仕事がしんどい時期で趣味だけでも救済されたいといった気持ちが振り返るとあったように思います。
またその後シンキさんが都合により卒業していった中でイベントモチベーションの向上や業務多忙という状況変化があり体制の変更を検討する中で、とうしゅ、ちゃんベルに順次参加してもらうこととなりました。
若く熱意と向上心に溢れた2人が参加してくれることで、よりイベントとしての勢いが出てきた時期でした。
そんな中で2017年の初秋頃に月あかり夢てらすさん公式から宴シリーズへの出演挑戦の場となる「夢の宴」開催の告知がありしかもラウンジフロアの募集もあるとの話。憧れの舞台でプレイできる機会を逃す手はないとメンバーと会話してすぐに応募、Day1(11/5)に参加した結果何人も応援に駆けつけていただき優勝、「2017年冬の宴ディファ有明ファイナル」への出場権を獲得することができました。
あの時来ていただいた皆様本当にありがとうございました。
「2017年冬の宴ディファ有明ファイナル」一度きりの出演と思っていたところありがたいことに新木場aGeHaでの開催となった以降シリーズでもお声かけいただき、「2018年夏の宴(なけなし:WATER)」「2018年冬の宴(りょーちゃん:BOX)」「2019年春の宴(とうしゅ:WATER)」「2019年夏の宴(くりたん:PARK)」「2019年冬の宴(ちゃんベル:STAR BAR)」で計6回、当時のレギュラーメンバー全員が宴の舞台に立つことができました。
あの大きな舞台で皆が活躍する姿が見られたのは誇張抜きに一番の想い出たちだと思っています。
宴に出るようになってからありがたいことに「#はけない」を知っていただく機会も増えてSUBUTA個人でお声かけいただく機会も多く頂くことができまして、逆に色々な方にゲストとして出演いただくことができる好循環になっていました。
ゲストとして最多出演をしてくれたロンくん(蕨さん)、何度も出演してくれたあるけみすとレギュラーDJ各位、SUBUTAの声かけで平日にもかかわらず足を運んでくれたゲストDJの皆様、ありがとうございました。
そんな充実したDJライフ・イベント空間を満喫できていた2010年代でしたが、2020年に入るとコロナで状況は一変してしまいました。
ほぼ1年に渡りイベント開催はできず、再開してもゲスト様は呼べたり呼べなかったり。宴さんに呼ばれることもなくなり、そもそもアニクラ文化全体を取り巻く環境が大きな転換期を迎えたことで自分の中でDJ活動・イベント継続を思い悩むこととなりました。
(並行して鬱を発症したり肝臓を壊したり仕事の契約を打ち切られたり婚活が全敗だったりと、今振り返っても割とどん底な時期でした。南無)
そんな思い悩んだ時期の中でほょにゃんが新たに参加してくれました。
結果としては短期間の参加で大舞台への出演を叶えることもできなかったことを申し訳なく思うばかりだけど、深夜にとうしゅと一緒に相談に乗ってくれたこと・音を大事にする+好きが詰まったプレイではけないに新たな彩りを添えてくれたこと、本当に助けられました。
そうした歴史を経て「絶対に高まってはいけないDJ Bar(#はけない)」は10年という区切りのタイミングで終了の決断をさせていただきました。
10年という時の中で皆の大きく生活が変わってきていること・アニソンDJ文化の中で一定の足跡を残せたと思えたこと・自身の身体や家族の色々と向き合う時期が来ていること等きっかけは多くありその中での後悔があったりはしますが、得られたかけがえのない想い出を抱えて生きていけることをただただ嬉しく思えております。
あとは最終夜現地や皆様とお会いしたタイミングでそれぞれ御礼を伝えさせて頂ければと思います。
SUBUTA個人としてのDJ活動は長くはないですがもう少しだけ続ける予定なので、引き続きイベントやあるけみすと様でお会いできた際はよろしくお願いいたします。
<推し曲/A-POP>・「いつか」下地紫野・「Night Walk」駒形友梨
・「Stellar Stellar」星街すいせい