2024年2月18日[日] 東深見高等学校文芸部・漫研部共同部誌「私たちの東深見」 【東深見市まつり合わせ】詳細 早速ですが、今から茶番が始まります この合同の概要を手早く知りたい方は、スクロールをして読み飛ばしてください。
たぶんこれ、東深見市まつりだ。 私の隣で、昨日の晩御飯を思い出したのと同じ温度感でそう呟いたのは、小学生の頃からの幼なじみである「三原 つゆ」こと、つゆちゃんだった。 「東深見市まつり?」 「そう、東深見市まつり」 東深見市まつりと言えば、私の地元である「東深見市」で来年二月頃に開催される予定の、その名前の通り東深見市全体で執り行われるお祭りだ。あまり地元の行事に関心がない私でも、駅構内に掲示されているポスターや、東深見商店街の街灯にかかった垂幕、地域密着型のローカルテレビのコマーシャルで宣伝しているので、無意識的に存在を知っていた。しかし現在はまだ十月の中旬、いくらなんでも市全体のフライングが過ぎるのではないだろうか。 「たしか『きの』も参加するんだよね、東深見市まつり」つゆちゃんは私の横顔をちらりと覗く。商店街のアーケード街の入り口から漏れ出した、妙におぼろげな明りに照らされた彼女の顔は、どこか不思議そうな顔をしていた。 きのとは、私こと「木軒 かや」のあだ名だ。まあそう呼ぶのは彼女だけなんだけど。 「え、そうなの?」 「そうだよ、きっとそのはず」 つゆちゃんは昔からどこか達観しているような、私とは少しだけズレている感性の持ち主で、彼女の口から出る言葉の端々には、どこか惹かれる力が込められているのではないかと疑っている。 「つゆちゃんは参加するの?」 「私はね」彼女はもったいぶるような顔で、暫し目を閉じて唸ったのち「なーいしょ」と、言いながら、しかめっ面にも見える下手くそなウインクをした。 私たちは笑いながら、見慣れたタイル床が敷き詰められた東深見商店街のアーケード街に眼を向ける。柑橘系の甘酸っぱいジャムを思わせる夕暮れが少しずつ紺色に溶けだし、周囲は徐々に夜に包まれようとしていた。商店街の中には屋台が幾つも並び、ビールを片手に笑顔を零す赤ら顔の大人や、私と年齢が近そうな学生たちが制服のまま買い食いをしている。アーケード街は一直線に伸びていて、その奥には夜だと言うのに東深見高等学校の窓からは明かりが漏れ出していた。 そうしてつゆちゃんと商店街の入り口をジッと眺めていると、不意にひゅうっと言う長い音が聞こえた。反射的に音がした方に目を向けると、丁度市役所がある方角の夜空に大輪の花が咲いた。 地元のことを悪くいうわけではないが、東深見市はお世辞にも「栄えている」とは言い難く、日が暮れると早々に寝静まる。しかし、今日ばかりは夜更かしを許された子供のように、何処か街全体がはしゃいでいるように感じる。 アーケード街のお祭りムード、学校は夜になっても明かりが灯り、夜空には花火が上がる。 確かにこれは、彼女の言う通りかもしれない。 たぶんこれ、東深見市まつりだ。 ここまで茶番を読んで頂きありがとうございました。スクロールの方はお疲れ様でした。 ようやく本題です。
というわけで、2024年2月18日(日)に開催される東深見まつりというイベントがあります。 そこで私こと鉄骨屋は東深見高等学校文芸部として参加し、東深見高等学校の漫研部として参加される石川スペアリブさんと共に東深見市や我々が通う東深見高等学校を題材とした「私たちの東深見(仮)」と言う合同誌を出す予定です。 イベント詳細↓ 【 https://higashifukamicity.wixsite.com/2024 】
【概要】 宇佐見菫子が住んでいる「東深見市」や、我々が通っている「東深見高等学校」を題材とした物語を書いてください。学園物、異世界転生、青春、恋愛、コメディ、ファンタジー、SF、ホラー、怪談、都市伝説、群像劇なんでも大丈夫です。貴方の中にある「東深見市」の思い出や印象的な出来ごとを物語にしても構いません。 一緒に共同幻想を見ましょう。 (例として上記の茶番を掲載しましたが、別にあのような作風でなくても全然大丈夫です)
【小説の場合】 ・A5判二段組 9pt 25字x22行 ・提出するファイル形式:txt ・1ページ目に小説の「タイトル」と「作者名」を表記します。 (そのため、1P目のみ上下5行目から始まります) ・概ね1000~5000字程度を目安で書いてください。それ以上になる場合は早めにお伝えください。 ・傍点やふりがなは、提出時に指定してください。ダッシュも対応します。(例:()はふりがな、【】は情点) 区切る時は「〇」で統一してください
【漫画の場合】 ・A5判 ・一ページ目に作者名と題名を入れてください。終わりのページには「終わり」や「END」の記載をお願いします。 ・編集の関係上2P~4Pでお願いします(偶数のページ数で終わらせて頂きたいです)。それ以上になる場合は早めにご相談ください。 ・解像度 600dpi ・塗り足し3mm ・提出形式 psd(グレースケール or モノクロ二値の出力) ※必要な方は、このページの「A5判/モノクロ」のテンプレートをダウンロードしてお使いください。 本のテンプレート各種 | 同人誌印刷・グッズ制作|株式会社栄光 (eikou.com)
【重要事項】 この合同に参加される方々には、東深見高等学校の学生に「なりきって」東深見市や、東深見高等学校を題材に小説を書いて頂きたいと思っています。そして、東深見市の一般的な高校生は恐らく「幻想郷」及び「幻想郷の住人」の存在は知らないと思いますので、そのことを踏まえた上で原稿を書いてみてください。 また、東深見高等学校に通う宇佐見菫子さんは恐らく「ある意味」では有名人でしょうから、東深見高等学校の学生が「そういえば宇佐見菫子って、小説の主人公になりそうな感じだよなぁ。あ、固有名詞とか伏せてなら登場させたりしても良いかな?」的な、マインドになってもおかしくはないでしょう。そこは上手くやってください。どうしても東方プロジェクトのキャラクターを直接登場させたり、固有名詞を出さなければ話がままならないのであればご相談ください。また都道府県を固定するような(東京都、神奈川県、京都府など)表現はおやめください。
【その他の注意事項】 • その他の小説の相談は鉄骨屋、漫画部門は石川スペアリブさんまでご連絡ください。 • ペンネームは普段お使いになっているペンネーム以外に、東深見高等学校の生徒として使いたい偽名や高校生マインド&中二病全開のペンネームを使用して頂いても大丈夫です(響雅夜 流(ひびがや ながる)や於保多 威餐(おおた いさん)とか) 偽名を使われる方に関しては、普段お使いになっているペンネームはあとがき等で掲載させて頂くご予定です。 • ご不明な点がありましたら、すぐにご連絡ください。 • 校正や誤字脱字は最低限しますが、基本的には自己責任でお願いします。 • 高校生が書くものなので、R18GやR18などエッチなのは駄目です。他にも顧問の先生が確認した際に怒られそうなものはアウトです。 • いかにも一般的な「高校生」が学祭で作ったようなクオリティの合同誌を出す予定ですので、その趣旨を理解ください。 • 献本一冊のみ、会場に来られない方は別途郵送となります。 • お代は発生しません。 【参加条件】 ・x(旧Twitter)のDMもしくはDiscord等で連絡が取れる方 ・参加を希望される方は「参加する」ボタンを押してエントリーをお願いします。参加が確定した方から、随時DMの方にご案内のメッセージを送らせていただきます。
【スケジュール】
募集は締切となりました。 12月31日 原稿締め切り (提出者から順次、こちらで査読校正校閲を行いますので、出来上がり次第ご提出いただけますと幸いです)
1月1日~1月22日 組版作業・校正 (参加される皆様:皆様から頂いた原稿の確認を行い、一度お返しします。確認・修正して頂きたい項目がある方は確認して頂きたいと思っています)
2月1日 入稿
2月18日 東深見市まつりで頒布。
【Q&A】 Q 主催は誰ですか? A 主催及び漫画担当(査読校正校閲)石川スペアリブ(@BoneNIKU57 ) 主催及び小説担当(査読校正校閲)鉄骨屋(@TEEKOTUYA )
Q 連絡はどのようにされますか? A 連絡はご参加が確定された方から、随時ディスコードの専用サーバーのURLをお送りいたします。ので、そちらでやり取りをしたいと思っています。
Q 提出方法はどうしたらいいですか A 漫画、もしくは小説の担当宛てにディスコードで送って下さい。提出方法はディスコードでのZIP、ギガファイル便、ドロップボックスなど、なんでも大丈夫です。
Q 優しくしてあげたほうがいいですか?
A 優しくして下さい。 参加を締め切りました 参加者 (14人) 興味あり (0人) 不参加 (0人)
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