現在、コロナ禍において人々のコミュニケーションが希薄になっている。オンライン飲み会やメタバース、コミュニケーションロボットなど、人々の孤独感を埋め合わせるための技術が発展した。しかし、実際に人々が対面で行うイベントと同様の効果を得られるまでには至っていない。そんな中ワクチンの普及やソーシャルディスタンス、リモートワークなどの施策の結果、世の中は徐々にコロナ前の生活に戻りつつある。ただ、完全に元に戻るにはまだ時間がかかると考えられる。そこで、本イベントの開催目的として、コロナ前のような対面でのイベントを開催することで人々のコミュニケーション不足に伴う寂しさを解消し、コロナ前に戻る流れを推進することがあげられる。この目的を達成するためには、池袋SPN（以下SPN）は適任であると考えられるが、SPNは2020年1月をもって終了してしまったため、開催することができない。そこで、SPNを模したイベントを開催することでSPN復活への調査を行うことが裏の目的である。

本イベントで採用されるシステムは、SPNのシステムを踏襲するため、新規性はない。しかし、SPNのようなシステムは珍しいため希少性があり、開催する価値があると考える。課題として、出演者を集めるのが難しいことがあげられる。この問題を解決するため、コロナ禍にオンラインで活動を始めた方に対して、対面での参加をオファーしお互いにウィンウィンの関係になることを心がけた。出演者にとっては対面のイベントに参加することでオンラインでの視聴者増が見込める。

SPNのシステムについて簡単に説明すると、ひと枠20分の中で自由にパフォーマンスするものであり、DJ、ダンス、歌唱、プレゼン等制限はない。