広島県呉市黒瀬川下流の土手で倒れている被貝 徹(ひがいとおる男性当時45歳)が発見された。
通行人Aが倒れている男性を発見し警察と消防に通報。
搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は被貝徹の関係者の聴取をした結果、不審な点はあるものの、1ヶ月程度の捜査の結果自…と認定した。
被貝徹の財産をただ一人の法定相続人である妻の被貝咲良(ひがいさくら)が相続することとなった。
しかし、被貝徹のビジネスパートナーであり、前妻であった市宮一美(いちみやかずみ)が、
法定相続人の被貝咲良が犯罪者であると訴えて本件に至る。
民事事件の裁判で試験的に新裁判員制度が試験採用されている特区での訴訟である。
裁判長1名のほか裁判所よりランダムに選ばれた裁判員2名による裁判となる。
被貝徹の死の真相は・・・。そして、この中に犯罪者はいるのだろうか・・・・。
※基本的に現代日本を舞台にしておりますが、裁判員制度などが少し異なっております。
数年前の裁判員制度導入時に裁判員制度の内容が分岐したパラレルワールドが舞台です。
登場人物・キャラクター(数字で判別しやすくなっております)
原告 市宮 一美(いちみや かずみ)女性 死亡者の前妻 起業家
原告代理人 御盾 剣二(みたて けんじ)男性 弁護士(元検事)
被告 被貝 咲良(ひがい さくら)女性 死亡者の死亡時の妻 主婦
被告代理人 成辺 総司(なるへ そうし)男性 弁護士
右裁判員 郷右近 逸佳(ごううこん いつか)男性(中性的) 電車運転士
裁判長 六波羅 武蔵(ろくはら むさし) 男性 裁判官
左裁判員 那須川 菜々緒(なすかわ ななお)女性 カフェ店員
証人男性 蜂須賀 春樹(はちすか はるき)男性 刑事捜査担当警部
証人女性 九条 久留美(くじょう くるみ)女性 目撃者 フリーター