詳細 カール・B・フレイ『テクノロジーの世界経済史―ビル・ゲイツのパラドックス』(村井章子・大野一訳、日経BP、2020)の読書会を行います。やや高価な本ですが、電子書籍版であれば安く購入できます。 著者のフレイは、2013年に出した共著論文で、「アメリカ人の仕事の47%がAIによって自動化されるリスクがある」と指摘したことで、AIをめぐる論争の火ぶたを切りました。19世紀イギリスで労働者たちが行った機械打ちこわし運動(ラッダイト運動)のように、職を奪われる懸念から新しい技術の導入が抵抗を受ける例は、歴史の中にも見つけることができます。著者は、そのような抵抗によりテクノロジーが受け入れられないことを「テクノロジーの罠」と呼び、産業革命以前の世界は常にこの罠にはまっていたと主張します。 現代社会は「テクノロジーの罠」によって、AIなどの新技術の導入に失敗してしまうのでしょうか。それとも、AIはこのまま世の中に広がりつづけるのでしょうか。広がりつづけたとして、それは私たちによって幸せなことなのでしょうか。この読書会では、経済史を学ぶことを通じて、テクノロジーと人間との関係について考えてみたいと思います。 初回読書会は6/20(日)20時から、zoomで行います。オリエンテーションを行ったあと、「序論」を読みます。2時間程度を予定しています。以降、隔週で日曜日に開催する予定です。経済や歴史に関心のある方はもちろん、学生の方から社会人の方まで、いろいろな方のご参加をお待ちしています。参加希望の方は、このページに登録していただくか、ishihata_puprleまでご連絡ください。 場所 zoom 道順を調べる 参加者 (6人) 興味あり (0人) 不参加 (0人)
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