詳細 感傷マゾとは、存在しなかった青春への祈りです。 感傷マゾ vol.05では、「終末と感傷」をテーマに寄稿者様を募集させていただきます。 終末ものの作品を読むと、「人類視点だな」と感じることがたまにあります。主人公にとって自分の死が迫っている時に、あくまで人類の絶滅という大きいテーマが物語の主題のままであるとか。もしも自分が終末的なシチュエーションに遭遇したら、人類の運命がどうとか割とどうでもよいんじゃないかなと、ついつい考えてしまいますね。 もっと、卑小な自分の視点から終末について考えてしまうんじゃないかと。もしくは、自分の中にある理想の終末像……例えば学校の屋上で好きな女の子と二人で空でも眺めながら、終末を待ちたいとか考えてしまうんじゃないか。終末を迎えた後に女の子とスーパーカブに二人乗りして、まだ日常が日常であった時代の日本で、行ってみたかった場所を旅するとか。 終末ものというジャンルで特徴的なのは、「全人類が同じシチュエーションに巻き込まれる」点です。 例えば、夏休みが終盤を迎えて終わりそうになると、「楽しかった夏休みも、もう終わりかー」と切なくなってしまいます。永遠に続いてほしい楽しい時間が終わりを迎えると、終わった後の視点から過去を回想して、感傷的な気分に浸ってしまう。でも、これはあくまで夏に学校が休みになる制度の国に限定した話です。もしかすると、夏休みがない国もあるのかもしれない。そういう国では夏の終わりに対して、あまり切なさを感じないのかもしれない。 終末ものとエモさの相性が良いのも、終わった後の視点から過去を回想するからです。つまり、全人類の未来が絶たれるので、強制的に過去を回想せざるを得なくなるシチュエーションが、終末なんだと思います。一億総感傷マゾみたいな。その上で、一人一人の人間がどのような感傷をするのか。そういうことに興味があります。 「終末と感傷」をテーマにした原稿ならどんな内容でも大丈夫です。終末のシチュエーション(ゾンビものとか、隕石衝突とか、パンデミックとか)は限定しません。 もしくは、昨今の新型コロナウイルスの蔓延と感傷についてでも、大丈夫です。 こんなに終末的な想像力を掻き立てられる現実のイベントって人生でほとんどないから、私は外出自粛のストレス発散のために終末妄想ばかりしています。そういう人は私以外にもいると思うので、「新型コロナでこんな終末妄想をしました!」とか、「いや、こんな終末的イベントは、私が待ち望んだものじゃない!」とか、そういう妄想を原稿にぶつけてほしいです。 ぜひ、興味がある方は寄稿をよろしくお願いします! 【装丁】 オフセット印刷、A5 【発刊時期】 第三十一回文学フリマ東京 [2020年11月22日(日)]予定 【募集原稿様式】 ・エッセイ、評論、小説:3000字~30000字 ※文字数制限を超える場合、応相談 【形式】.docまたは.txt 下記のA5のwordのテンプレートを使用していただけると、 レイアウト調整の手間が減ってありがたいです。 ・漫画、イラスト:1頁~10頁 ※10頁を超える場合、応相談 【形式】.pngなど画像データ、あるいは.eps 【カラーモード】グレースケール ※下記のサイトのA5のテンプレートに合う原稿にしていただくようお願いします。 株式会社 栄光 テンプレート各種 https://www.eikou.com/down/index.html ※寄稿する際、原稿と一緒に、自己紹介文(140字まで)と外部URLも送ってくださるようお願いします。 【原稿送付先】 メールアドレス:benedict0009@gmail.com ※件名に【感傷マゾ vol.05原稿】と記入をお願いします。 【スケジュール】 ・締切: ※11月上旬頃まで校正予定です。 ※寄稿者の方の人数が増えてきて校正の時間の余裕を取りたいので、締切を前倒しにします。 【謝礼】 寄稿いただいた方には、新刊本誌1冊を進呈させていただきます。 【その他】 感傷マゾの専門誌という性格上、趣旨とあまりにも異なる原稿の場合、掲載をお断りさせていただくことがあります。 関連リンク 参加者 (14人/定員15人) 不参加 (0人)
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