詳細 年2回、八王子で開催しているサイエンスカフェです。飲みながら・食べながら生物話で大いに盛り上がりましょう! 今回は、植物の性のお話と、ウツボのお話です。 (主催者の知り合い限定。相互フォロー、もしくは会って話したことのある方のみ) <登壇者とお題> 登壇者: 大矢 樹(大阪市立大学理学部・大学院後期博士課程) お題:「雌雄異株樹木の生態特性 ー不利な植物たちの生き残り戦略!ー」 登壇者より一言: 雄と雌に分かれることの多い動物と違って、地球上の多くの植物は両性です。一生のほとんどを動けずに過ごす植物にとって、雄と雌に分かれるよりも両性の方が子孫を残すのに有利だと考えられています。しかし、植物にも雄株と雌株がある「雌雄異株植物」が少ないながらも存在しています。不利であると考えられる雌雄異株植物は、どのように不利を補って生きているのでしょうか? 私はその問いを明らかにするために、雌雄異株植物樹木の生態特性に注目して研究しています。今回は「早熟性」「鳥による種子散布」「遺伝的多様性」の3つの特性を中心に、雌雄異株樹木がどのように生き残ってきているのか考えたいと思います。 登壇者自己紹介: 奈良県春日山とボルネオ島を調査地としています。昨年からはカエデ属の研究のため日本各地の山を登っています。 主催から一言: 2019年3月の日本生態学会第66回大会で、大矢さんは植物の性にまつわる自由集会を開催しました。 http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/66/W01.html 門外漢の私も参加しましたが、大変面白いお話だったので、今回口説いて登壇していただくことになりました。 登壇者: 大森尚也 お題:「ウツボの繁殖生態」 登壇者より一言: 本当は臆病な性格なのに「海のギャング」と呼ばれ、危険生物として認知されているウツボ。繁殖に関しては図鑑などにさまざまなことが書かれているものの、映像もなく、信憑性に欠けていました。そこで私はウツボの繁殖生態を知るべく、千葉県館山にて5年間に数100回潜水して野外のウツボを観察し、さらに数100の飼育個体からもデータを得、生活史や配偶システム、産卵行動などを明らかにしました。浅海に出現してから7〜8年かけて成熟し、年1回の産卵にそなえて卵巣を発達させる雌。大きな体で闘争に勝って常に雌に寄り添う雄。そのペアが夜中に行う特殊な産卵行動。これを毎夏繰り返し40年ほど生きる「ウツボの生き様」を、映像と共に紹介します。 登壇者自己紹介: 東京海洋大学にて修士号取得。現在は社会人博士課程への進学を検討中。ウツボの研究は6年目、今後も継続予定。 主催から一言: 私の勤務校(神田外語大学)では、毎年5月に東京海洋大学の館山ステーションをお借りして野外学習を行います。大学院生だった大森さんに、ティーチングアシスタントをしていただいたのが、知り合ったきっかけでした。ウツボ愛がとにかくすごい! <木戸銭等> 木戸銭:フード込で3000円(ノンアルコール及び自家製果実酒も含まれます) (遠方から来る登壇者の交通費のため、今回も木戸銭多めです。ご了承ください) 自家製果実酒以外のアルコール:実費 木戸銭以外に、登壇者への投げ銭歓迎! 支払い方法:現地精算・現金のみ 飲食物の持ち込みは歓迎ですが、一度飯島までご相談ください!(かぶるものがあるかもしれませんので) 初参加の方には、開催場所の住所をDMします。 開始時刻:12時30分 終了予定時刻:16時30分(途中まで参加もOK、終了後だらだら飲みOK) お申込みは8月10日まで。定員に達し次第締め切ります。 場所 スタジオ・ライトハウス(地図が秋葉原になっているそうですが、違います。東京西部です) 道順を調べる 参加者 (22人/定員22人) 興味あり (8人)
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