■テーマ『令和ニッポンの新たな国づくりを問う―「東京国」と「地方国」の分断に歯止めをかけろ!』
この国はいつの間にか2つの国に分かれてしまった。一極集中の止まらない「東京国」と過疎・人口減の進む「地方国」である。国土のたった3.6%に過ぎない東京圏(一都三県)に国民の3割が集中し、さらに増え続けている。しかし、その「東京国」も五輪バブルが弾けた後は「老いる東京」問題に直面し、「地方国」の崩壊は頻発する自然災害で加速する。どうする令和ニッポン?かつて「平成維新」を唱えた大前研一氏の「廃県置州」断行を、それでも叫び続ける佐々木信夫氏はドンキホーテではない。「東京国」と「地方国」を知り尽くした人物の「令和維新」戦略を問う。
■講 師:佐々木 信夫 氏
㈳日本国づくり研究所理事長 中央大学名誉教授
1948年岩手県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了、慶應義塾大学大学院にて法学博士取得。東京都庁に16年間勤務し、大学教授に転身。89年聖学院大学教授、94年~2018年中央大学教授・同大学院教授として教鞭を執る。政府の地方制度調査会委員(第31次)、日本学術会議会員(第22・23期)、大阪府・大阪市特別顧問など歴任。専門は行政学、地方自治論