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詳細 『私のための救いのお話』 ようこそネクロニカの世界へ。 このおぞましくも美しい、滅びの美学に満たされた世界へ。 このシステムを手に取ったということは、あなたは言い知れぬ魅力をこのシステムの表示に感じ取ったことでしょう。 その直感は正しく。またネクロニカというシステムは理由づけをしてしまってはいけない作品だと私は思います。 この理不尽で、残酷で、けれど涙が出るほど美しい世界観を一緒に楽しめる皆様に。 このキャンペーンを選んでもらえたこと。とても光栄に思います。 では早速キャンペーンのレギュレーションと概要の説明を行なって行きましょう。 【レギュレーション】 使用ルルブ 基本ルルブ 最果の戯曲 歪曲の舞踏 サイケデリック使用あり 二話零話完結セッション 想定時間。六時間 【概要】 ーー君にどんな物語があろうと、僕らは姉妹だろう ガラクタの山の中で君たちは目覚める。 真新しい体、不鮮明な記憶。ただこの世界の断りはよく理解できた。 滅んでしまった世界。 核戦争の果てに死体まで持ち出して、狂った舞踏を続けた世界。 その果てに人は命は、星は擦り切れ。今では悲鳴をあげるものもなく。 そんな世界の真ん中で君たちが目覚めたことには意味があるはずだ。 例えば。そう、誰かを教示させるため。だとか。 「大丈夫」 そう君に手を差し伸べる少女がいた。あなたはそれが姉妹だと理解できる。 そしてその姉妹の命が長くないこともなぜか直感的に理解できた。 これは終わってしまった世界で。終わりがくるまでに幸福を探す物語。 《解説》 今回皆さんに与えられた使命は何もありません。 唯一わかるのは、目覚めたドール達の中にある謎の確信。 姉妹の一人、彼女の命はそう長くはないということ。 皆さんはその一つの現実だけを胸にたびに出ます。 たびに出る目的は何でしょうか。 姉妹を死なせないため 死ぬまでに幸福を積み上げるため それとも死に場所を選ぶため わかりません、それは皆さんが決めてください。 この二話を通して描くのは滅んでしまった世界でたった一人の死に向き合う物語。 これからいなくなってしまう姉妹と、この二話でどう過ごすのか。 それを描く物語です。 《具体的には何するの》 目的のために旅をしていただきます。 そして、目的はドールに設定していただきます。 皆さんがドールとして目覚め、初めて顔を合わせる零話から一話にかけてはかなり時間があきます。 その間に姉妹達に何があって、どんな交流があったかは想像の翼の広げどころでしょう。 もちろんなくても構いません。 一話では複数の土地を回るドール達を描きます。姉妹達の目的にそって土地を巡っていただいて、必要な情報を集める形になります。 そして二話で姉妹の命運を決めるのです。 《会話を促すシステム》 ネクロニカでは会話によって狂気度を下げるシステムが導入されています。 しかしPLどうしで情報を共有しているとドールに話す隙ができません。 そこでこの卓では情報が出た場合PL間での共有ではなく、 ドール間で情報を共有していただきます。 当然、中には姉妹達に知らせるのがためらわれる情報や、緊急性を要する情報などあります。 それを精査して楽しいコミュニケーションをお楽しみ苦ください。 《姉妹を脅かす存在》 旅は順風満帆とは行きません。 この世界は弱肉強食。変異してしまった世界は貴重なタンパク質を求めてドール達を常に狙っているのです。 それだけではありません。 サヴァント。 ネクロマンサー謹製のドール達もあなた達の周りをうろついている様子。 彼女達もひょっとしたら姉妹の死に関わっているかもしれません。 【ハンドアウト】 参加者5名までハンドアウトを用意しました。 HOは必ず誰かが演じてください。シナリオの要です。 HO〜は誰が演じても構いません。人数の関係でナンバリングに穴を開けても構いません。シナリオを進めるうちにもらえるボーナスが変わるだけです。 《HO》 あなたはドールであるのにも関わらず死が定められている。 その死がいつ、どんな形でくるかはわからない。 ただ、あなたの自我を保っているシステムごと破壊され。 あなたはこの世界に残らないだろうということが察せられる。 あなたは残された時間で何をするだろうか。 見たい景色はあるか、 やりたいことはあるか。 愛すべき人はいるか。 あなたはこの終わってしまった世界で救いを求めさまようことになる。 それに他の姉妹はついてきてくれるだろうか。 《HO》 あなたはHOの死をあらかじめ知っている。 だからこそHO1がどう考えるのかが気になっている。 あなたは死ぬにせよ、生きるにせよHO1の命はHO1のもので、彼女がその使い道を決めるべきだと思っている。 あなたはHO1の意思を尊重する。 それはHO1だけではなく、ほかの姉妹の意思もだ。 それゆえに、あなたは姉妹の関係を愛することを誓う 《HO》 あなたはHOの死をあらかじめ知っている。 その死がなぜ訪れるのかを考え続けていた。 HO1にのみ死が与えられる理由は。 彼女を作ったネクロマンサーはこんなお涙頂戴劇を望んだのか。 わからない。わからないことだらけであればしら得るしかない。 あなたはこの謎を解き明かそうと旅をすることを提案する。 そして、それに同意してくれた姉妹の関係を愛することを誓う 《HO》 あなたはHOの死をあらかじめ知っている。 ただし、あなたはその死がまだ覆せるものだと思っている。 死んで終わるなんてそんなの許せない。 あなたは最後まで手がかりを探すことを、彼女の命を救うことを諦めない。 そして姉妹の関係を愛することを誓う。 《HO》 あなたはHOの死をあらかじめ知っている。 あなたはそれを受け入れるべきだと感じている。 けれど、死が何だというのか。 あなたは訪れる死が彼女や自分たちの関係を蝕んでも。 姉妹全員が幸せでいられればそれでいい。 そう思うのだ。 あなたはたとえ終わるんだとしても、その終わりも含めて。 この姉妹の関係を愛することを心に誓う。 場所 すすきの 道順を調べる 興味あり (0人) 不参加 (1人)
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