詳細 感傷マゾとは、存在しなかった青春への祈りです。 さて、感傷マゾ vol.02では、「最高の夏コンプレックス」をテーマに寄稿者様を募集させていただきます! 最高の夏コンプレックスとは、「田舎のおばあちゃんの家で隣の家に住む麦わら帽子黒髪ロングの白ワンピース少女と一夏を過ごすとか、浴衣を着た女の子と夏祭りや花火大会に行くとか、ラノベやアニメなどに耽溺し続けた結果、自分の中で最高の夏像ができあがってしまい、現実の自分の無味乾燥な夏休みと比べるとあまりにも眩しいので、コンプレックスになってしまうこと」です。 まず、最高の夏像があって、それと現実の自分の夏が対比されている点がポイントです。 【最高の夏の例】 ・田舎のおばあちゃんの家。 ・どこまでも続くひまわり畑。 ・大きな入道雲と青空。 ・風鈴の音が鳴る縁側と、ちゃぶ台の上に用意された昼食の素麺。 ・夏祭りでしか飲まない、冷えたラムネ。 ・麦わら帽子をかぶった黒髪ロングの白ワンピースの女の子。 ・浴衣を着た幼馴染の少女と行く花火大会。 【現実の自分の夏の例】 ・バイトもせず、大学の友人と旅行に行きもせず、冷房の効いた自室でtwitterやyoutubeを見続けていたら、いつの間にか夏休みが終わっていた。 ・働き始めて半年なのに、毎日、会社で残業をして、たまの休日も家で寝て起きたら夕方16時で外出する気にもならず、溜まった洗濯物を洗濯機に放り込み、キッチンの棚に置いてあるカップラーメンを取り出してお湯をそそぎ、ネットを見始めたらいつの間にか21時なので風呂に入る。そういう生活を続けていたら、ある日、マンションの廊下に蝉の死骸を見つけ、既に夏が終わっていたことを知った。 ・Facebookを見ると、中学時代の同級生は既に結婚して子どももいる人がちらほらいるのに、28歳の私は「やっぱり、夏の風物詩といえば、夏エロゲだよな」と、何回目になるかもしれない『Air』の再プレイを始める。 ・大学生の頃は曖昧だった人生の残りの時間が、どんどん鮮明になっていく。青春時代に最高の夏を過ごせなかったので、残りの人生は全て余生に感じる。時計の針は、体験しなかったあの夏で止まったままだ。何も始まらないのに日々何かが終わっていくような、この矛盾した感情は何なのだろう。 この二つの要素の対比によって生まれるのが、最高の夏コンプレックスです。小説家の三秋縋さんが提唱している「サマー・コンプレックス」と、大体同じ意味です。ただ、この両方の要素が必ずしも作品内に必要というわけではなく、作者自身が羨望している最高の夏に関する原稿や、実体験を伴った最高の夏コンプレックスのエッセイなどでも大丈夫です。 こういうテーマに沿った作品を募集します。 【装丁】 オフセット印刷、A5 【発刊時期】 第二十八回文学フリマ東京 [2019年05月06日(月)]予定 ※主催者が編集作業と仕事に忙殺された場合、2019年秋の文学フリマ発刊の可能性もあります…。 【募集原稿様式】 ①小説:3000字~30000字 ②エッセイ、評論:3000字~15000字 ※文字数制限を超える場合、応相談 【形式】.txtまたは.doc ③漫画、イラスト:1頁~10頁 ※10頁を超える場合、応相談 【形式】.pngなど画像データ、あるいは.eps 【カラーモード】グレースケール ※下記のサイトのA5のテンプレートに合う原稿にしていただくようお願いします。 株式会社 栄光 テンプレート各種 https://www.eikou.com/down/index.html ※寄稿する際、原稿と一緒に、自己紹介文(140字まで)と外部URLも送ってくださるようお願いします。 【原稿送付先】 メールアドレス:benedict0009@gmail.com ※件名に【感傷マゾ vol.02原稿】と記入をお願いします。 【スケジュール】 ・締切:2019/03/31(日) ※4月中旬頃まで校正予定です。おそらく、04/14(日)頃が最終締切となる予定。 【謝礼】 寄稿いただいた方には、新刊本誌1冊を進呈させていただきます。 【その他】 感傷マゾの専門誌という性格上、趣旨とあまりにも異なる原稿の場合、掲載をお断りさせていただくことがあります。 皆様、ぜひともご寄稿をよろしくお願いします!! 参加者 (7人) 不参加 (1人)
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