詳細 ざんねんながら今回の発表者は深草となります. 俊足のアキレスがハンデをつけて鈍足の陸亀とレースをするという例の話について検討します.一見したところ,一定時間後にアキレスは亀に追い越すことになるでしょう.一方,アキレスはハンデとして亀の後方からスタートするのですが,彼が亀のスタート地点に到着する頃には亀は既に一定距離前進しています.このとき亀がいた地点(二番目の地点)にもいずれアキレスは到達しますが,それにも時間がかかるわけですから,やはり亀はこの二番目の地点からも少し前方にいます.このときに亀がいた地点(三番目の地点)にもアキレスはいずれ到達し……と限りなくこの話は継続しいつまで経ってもアキレスは亀に追いつけません. 結局,アキレスが亀に追いつけるのは自明ですが,一方でアキレスが走破した距離をどれだけ積み重ねようとも(その距離は確かに増加しているにも関わらず)亀に追いつくこと(ゴールすること)は実現しない,ということです.言い換えれば,アキレスが亀に追いつくような地点は存在しないということでもあります. このような事態にどのような解釈または説明を与えれば奇妙さを減らすことができるでしょうか……. 当事者と傍観者の観点の違いからこのもやもやに説明を与えることを考えてみたいと思います. 【参考】 アキレスと亀:なぜ追いつく必要がないのかhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jpssj/43/2/43_2_2_81/_pdf ---- ---- 【以下テンプレ】 素人が発表する哲学と称する話を聞きつつ、自分の哲学的良心にしたがって批判や罵倒などしてください。原則として毎月実施していく予定です。 【時間帯】たいていは14時から3時間とさせて頂いております。確保に当たっては原則として第3土曜日または第3週土曜日午後の時間帯での確保を目指しています。 【会費】出席にあたって会費・会場代の負担等はございません.ゼロ円です. 【主な会場】〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-18-12 新都心ビル102号室 新宿レンタルスペース 会議室 http://tetsugakudojo.web.fc2.com/ 出席にあたっては事前にTwitterアカウント(@hegelholiday / @fukaxa)にリプライ・DMなどくださると助かります。飛び込みでもかまいません。どなたでも気重に来てください。 ※なお通称"ジェイコブ"こと工藤庄平氏につきましては諸事情につき無期限出入禁止といたします. 場所 いつもの 道順を調べる 興味あり (0人) 不参加 (0人)
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