詳細 「わたしが消えるにはどうしたらいいか教えて、クリス……」 GACCOH読書会第27回の課題本は、スタニスワフ・レムの『ソラリス』です。 惑星の謎を解明するため、ステーションに派遣された心理学者のケルヴィンは、変わり果てた研究員たちを目にする中で、ケルヴィンもまたソラリスの海がもたらす現象に囚われていく……。 というわけで、今回の小説は、ファーストコンタクトものにして、究極のコミュニケーション小説、人間とは何かを問う思弁小説、はたまた、読者に問いを迫るような恋愛物語でもあるような、多面的な小説です。 タルコフスキーによる映画化でも有名ですね。 少し前にNHKの「100分で名著」でもとりあげられました。 体制が目まぐるしく入れ替わるリヴィウ(現ウクライナ)出身の小説家、レム。 彼の『ソラリス』からは、そうした政治的な雰囲気を読み取ることすらできるかもしれません。 『ソラリス』は、沼田充義さんによるポーランド語原典からの本邦初訳が、少し前に発刊されました。 読んだことのある方も、読んだことのない方も、この機会にぜひ! ちなみに、レムの本は、全世界で2700万部以上売れたんだとか(すごい) TO:GACCOH小説読書会に参加したことのない方へ GACCOH小説読書会は,非常にゆるゆるとした読書会です。 参加費は,場所代として500円を頂きます。 飲食は自由です。心ばかりのお菓子や飲み物は用意させて頂きます。 会場のイベントスペース(GACCOH)の詳細についてはこちら → http://www.gaccoh.jp/ 場所が分からない場合は, Twitter:@shohei0308 or @mircea_morningまで。 mail:gaccoh009@gmail.com 【過去の読書会】 1 2013/03/30 ヤン・マーテル 『パイの物語』 2 2013/10/20 東浩紀 『クリュセの魚』 3 2013/11/30 野崎まど 『know』 4 2014/02/22 宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』 5 2014/04/19 神林長平『ぼくらは都市を愛していた』 6 2014/05/03 村上春樹『女のいない男たち』 7 2014/06/28 六冬和生 『みずは無間』 8 2014/09/15 上田早百里 『華竜の宮』 9 2014/10/25 ストルガツキー『ストーカー』 10 2014/11/15 西尾維新 『物語シリーズ』 11 2015/01/10 ミシェル・ウェルベック『素粒子』 12 2015/05/23 酒見賢一『後宮小説』 13 2015/10/31 伊藤計劃☓円城塔『屍者の帝国』 14 2015/11/28 伊藤計劃『虐殺器官』『ハーモニー』 15 2015/12/26 ミシェル・ウェルベック『服従』 16 2016/11/03 新海誠『小説 君の名は。』 17 2016/11/27 草野原々『最後にして最初のアイドル』 18 2016/12/17 森見登美彦『夜行』 19 2017/02/04 ピーター・トライアス『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』 20 2017/03/25 村上春樹『騎士団長殺し』 21 2017/07/09 ケン・リュウ『紙の動物園』 22 2017/08/16 宮澤伊織 『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル 』 23 2017/10/07 テッド・チャン 『あなたの人生の物語』 24 2017/11/03 カズオ・イシグロ 『忘れられた巨人』 25 2017/12/23 海猫沢めろん『キッズファイヤー・ドットコム』 26 2018/01/28 ローベルト・ゼーターラー『キオスク』 27 2018/02/25 スタニスワフ・レム『ソラリス』 場所 京都市左京区吉田泉殿町63-17 道順を調べる 参加者 (4人) 興味あり (0人) 不参加 (0人)
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