日時未定 デカルト『省察』読書会詳細 近代哲学の祖と呼ばれる17世紀の哲学者、ルネ・デカルトの哲学的主著『第一哲学についての省察(羅:Meditationes de prima philosophia)』(以下『省察』)を私が講師として解説する会を近々始めたいと思っています。以下に必要そうな情報を述べます。何か不足あればご指摘ください。 ・私の情報:東京都内の大学で哲学を勉強している学部3年生(4月から4年生)。デカルト『省察』で卒論を書こうと考えています。 ・対象者:広く誰でも参加していただいて構いません。できれば私個人がツイッターなりオフラインで直接面識のある方のほうがよいですが、そうでなくとも問題ありません。そうでない場合、もしあいだに知り合いがあればその旨お伝えくださると助かります。 ・会の目的:①主催者の勉強のためというのがひとつ、②聴いた方々にデカルトの形而上学への、あるいは、──やや驕慢な言い方が許されるなら──、広く哲学的思考への親しみを持っていただくためというのがもうひとつ。以下にもう少し詳しく開きます。 ①主催者は上に述べたとおり卒論執筆を控えており、当然ながら『省察』本文の基本的内容に習熟していなければなりません。さらには、卒論のことを考えても、またこれからのことを考えても、この著作の中に自分なりの研究テーマを発見していく必要があります。上記の目的のためには、レクチャーを開いてなるべく淀みのない説明を心がけ、聴かれた皆さんのご意見ご反応を様々頂戴し、それにお返しできるよう努めるのが、よい修練になるであろう、と考えました。 ②デカルト『省察』の形而上学は、もう400年近く前に樹立されたものでありながら、依然大変親しみやすく、それでいながら独特で強靭な議論を提供している、と私は考えています。「我思う、ゆえに我あり」のフレーズに還元し尽くされないその内容をみなさんと分かち楽しむことができれば、と思うのです。さらにいえば、『省察』は、そもそも哲学そのものにあまり親しみのない方が哲学にはじめて触れるのに最も適したテクストのひとつでもあろうと思います。哲学初心者の方にこそ聴いてほしい、とさえ考えています。 ・開始時期:3月後半のどこか、遅くとも4月の頭には第1回を開きたいと考えています。具体的な日程はまた後日決めようと思います。 ・開催頻度:できれば隔週、そうでなくとも1ヶ月に1度くらいはやりたいな、と考えています。 ・やりかた:私がレジュメを切って解説します。予習は前提にしたいですが、読んでいない方にもわかるような解説を心がけるつもりです。その後、皆さんからのコメントなり質問なりを受け付けたいと思います。怖い突っ込みにどのくらい対応できるかはわかりませんが…… ・1回あたりの進度:悩みどころですが、議論の大筋を追えないようなものにはしたくないので、なるべく多くの頁を読みたいと思います。『省察』は大きく6つの部分に分かれますが、うち最初の2つはそれぞれ2回ずつで片付ける、というチャレンジングなことも厭わないようにしたいです。 ・開催方法:対面のメリットは大きいですので、基本的には都内、それも大学所在地の三田周辺で対面での開催ということになろうと思います。とはいえ、東京近辺以外の方だと日程どうこうの問題以前に対面は無理なわけですが、東京近辺以外の方もたくさんおられると思いますし、また対面では日程の都合がつかないという方もおられるかもしれません。そういう方にももし聴いていただけるなら大変ありがたいので、必要ならスカイプのほうもやるつもりです。 【2月12日追記】現状ひとまず東京での対面の開催になりそうです。スカイプは一定人数が集まり次第、検討ということになろうと思います。 ・テクスト:私はラテン語原文で読みますが、聴いてくださる方は邦訳で構いません。『省察』の邦訳は色々ありますし、定評があったり個人的に好みだったりする訳もあるにはあるのですが、それはさておき、ちくま学芸文庫の山田弘明先生の訳で統一したいと思います。入手が容易ですし、何より全集版の頁付けも明記されていて、原文との対照が楽だからです。この訳書は付録にも便利なものがついています。 場所 都内ないしスカイプ 道順を調べる 参加者 (2人) 興味あり (18人) 不参加 (0人)
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