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ベトロック2

ベトナム戦争末期
戦いは各地で泥沼化し士気の高い北ベトナム人民軍と南ベトナム解放戦線(VC)に対してアメリカ軍及び南ベトナムは終わりの見えない戦争に
疲労が重なり士気は低下するばかりだった。

爆撃で一定の戦果を上げるアメリカ軍だが地の利を活かした北ベトナム人民軍とVCの戦法に手を焼いていた。
アメリカ軍はスパイを使い内部を探ろうとするが思うような成果が得られず時間だけが経過していった。

そんな中アメリカ南ベトナム両軍が駐留するキャンプライトニング付近で敵との衝突が増加傾向にあるとの報告を受け、人員の増援がなされた。
付近にはアメリカが送り込んだ現地民スパイがいる村がありなんとしても村に危害を及ぼす訳にはいかなかった。

作戦らしい作戦が展開されていない日々の夜に一人のベトナム人がキャンプライトニングのCPを訪れた。
彼の名前はウェン・ロン。
長年アメリカ軍に情報を提供し家族を守り、養ってきた農民である。
徴兵を断った報復として両親を北ベトナム軍に殺された過去がある。
彼は唐突に「娘をアメリカに亡命させたい。私はどうなってもかまわない。」と司令官に持ちかけてきたのだ。
危険を覚悟で娘を守ろうとするその目はもはや農民ではなく一人の戦士の目であった。
「また明日の夜に娘と来ます。」そう告げるとウェンは去って行った。

次の日の夜。
司令官はウェンがなかなか来ない苛立ちをコーヒーで紛らわせていた。
ドアをノックする音が聞こえ入室を許可する前に一人の男が入って来た。
2週間前にキャンプライトニングに来たSEALの隊長である。
彼らにはウェンがいる村付近の偵察を任せたことを思い出した。
その報告書と写真を持ってきたのだろう。
キャンプライトニングは偵察部隊の到着が遅れており現地にいる部隊が偵察を行うことはよくある事だった。

隊長が持ってきた写真の中に信じられないものが写っており司令官はおもわずコーヒーをこぼした。
それは人民軍によって殺され木に縛られた7人の死体の中にウェンが写っていたのだ。
恐らくスパイとバレて殺害されたのだろう。
司令官はウェンの死を悲しむ前にあることを思い出した。

<ウェンの娘のアメリカ亡命>

ウェンの遺言になってしまったこの言葉を実現させるべく司令官は作戦を決断した。

<オペレーションエグザイル>

作戦はキャンプライトニングに駐留する全軍により行われる大規模な作戦である。

司令官から作戦内容が発表されるが兵士達の顔が冴えない。
それは何故か？

救出する対象の顔や年齢が一切分からなかったからである。
ただひとつ分かることは「女」であること。
そこに一人の兵士が司令官に質問した。
「名前も不明なのでしょうか。」

それに対し司令官は
「確実に分かっていることは女であるということだけである。名前についてはウェン・ロンから絞り込めると思われたが偵察報告で偽名と判明した。」

司令官にはウェンが偽名であることなどどうでもよかった。
ただ娘をアメリカに亡命させる。ただこれだけを考えていた。

作戦内容は

可能な限り戦闘を避けて村に入りウェンの娘を探し出してキャンプライトニングに帰投する。

ウェンを含む7人の死体はアメリカの仕業と村人は吹き込まれているとの情報があり、抗戦される可能性がある。

ウェンの娘と思われる対象を確保をした後抵抗する村人、北ベトナム人民軍、VCは殺害する。
傷が浅く喋れる者は捕虜にして尋問。可能な限り情報を引き出す。

発砲は許可なく行ってはならない。

作戦期間は長期になる可能性もあるため必ず水筒に水を入れて携行する。

銃撃戦となるのを避けるため弾数は兵士一人あたり300発の所持制限を設ける。


一人の娘の作戦が今始まる。

募集人員
キャンプライトニング司令官
アメリカ軍(陸軍、海軍、海兵隊、特殊部隊)
南ベトナム軍
軍医

北ベトナム人民軍
南ベトナム解放戦線(VC)
農民
ウェン娘
村の娘

レギュレーション
使える銃器はベトナム戦争で実際にしようされた銃器のみ使用可能(ベトナム戦争映画で使用された銃器も使用可)

マガジンは全てリアルカウント
弾薬補給は分隊長が隊員の携行数を把握し司令部に指示を仰ぐ。

メディックルール
各分隊にメディックを1人配置する。
１度目の被弾でメディックに治療してもらい再び行動可能
２度目の被弾で重傷者となり1人では行動不能。仲間に手を貸してもらった状態で行動可能。後方にあるベースキャンプにて軍医の治療を受け戦線復帰可能(米軍北ベトナム共通)

参加希望の方は参加人数と参加ユニットを記載の上ご応募ください。

当イベントはサバイバルゲームではなくリエナクトゲームです。

ベトナムの戦士逹の参加お待ちしております。
11日は前夜祭。12日に作戦開始となります。
両日参加費3500円。当日参加費3000円。

フィールドには11日午後4時からお入り頂けます。
駐車スペースが少ないので可能な限り乗り合いでお願いいたします。