詳細 素人同士の哲学討論会。 【発表者より】 「今回の発表のタイトルは「あなたは私のどこが好き?」というものにした。テーマは「誰かを愛する理由」である。一応、哲学道場は、その回限りで独立した発表になっているという条件があると認識している。が、今回の発表は前回の哲学道場でのふると氏(@kei_furuto)の発表、「現代社会と恋愛」で話された恋愛は契約なのかという議論や恋愛における排他性の議論を発端にして今回の発表を決めたものである。そのため、これらの点について踏まえた上で、今回の予告文を掲載することとしたい。 前回の哲学道場で、恋愛は契約関係なのかという議論は、片思いは恋愛ではないのか、「恋愛ができない」ということはどういうことなのかという参加者の疑問から生じたものであった。この疑問は恋愛の定義の問題に関する議論に移行した。もし、恋愛関係がある種の契約から生じるとするならば、そこには選択が生じることになり、ある相手との恋愛関係には、その相手と付き合う理由が生じるということを意味するだろう。 また、前回の哲学道場では、現実の恋愛のパートナーと恋愛ゲームにおける「彼氏/彼女」との違いについても議論され、ゲームの「彼氏/彼女」は、誰のものでもありうるが、現実の彼女はそうではないというようなことが語られていた。これは現実の恋愛関係における排他性(恋愛関係にない第三者の介入を拒む性質)が語られたものだと私は認識した。恋愛がある種の契約/選択であり、こうした排他性を基礎づけるものとして、恋愛相手を選んだ理由、相手を愛する理由が語られているのではないか。 ところが、こうした理由は語った途端、まがい物になってしまうと語る「哲学者」が過去にいた。それは、ハンナ・アーレントである。今回の発表はハンナ・アーレントが何故、愛の理由を語った途端に、それがまがい物になってしまうと述べているのか、果たしてそれは本当なのか、そして、それが事実だとすれば、どういうことを意味するのかということから発表をはじめたいと思う。 もし、興味がある方がおられたら、ぜひ、ご参加下さい」 哲学道場 場所 京都市左京区田中玄京町 149(左京西部いきいき市民活動センター) 道順を調べる 参加者 (4人/定員8人) 興味あり (1人) 不参加 (0人)
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