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詳細 今回は古酒祭りです。歴史的ビッグヴィンテージの1929年が2本も出るなど、かなりすごいラインナップです。中でもシャトー・クリマン1929は、一生ものの体験になるのではと私自身期待しています。さすがに会費は4万円～と、いつもより高くなってしまいましたが、これでも滅茶苦茶安いのはおわかりいただけるかと思います…。わかりますよね？（強引） 【ワインリスト（全て出るのは10名の場合。1名減る毎に1本ずつ除外。何名の場合にどのワインが除外になるかは各ワイン欄に記載してあります。メイン格であるクリマン29とレ・フォール29、ルモワスネのレ・サン＝ジョルジュ69は、最少人数の6名でも出ます。）】 1 泡／パトリス・マルク／シャンパーニュ・ミレジメ 2008 ※パトリス・マルクはシャンパーニュの小規模生産者。WA等の海外評価誌にも取り上げられておらず、日本への輸入もマキコレという小さな、しかも小売店にネット販売を禁じる方針の業者がしています。そのため、あまり有名ではありません。しかし品質は確かです。ここのミレジメではないスタンダード品が、品川に移転した三つ星レストラン「カンテサンス」のハウスシャンパーニュに採用されているようです。これだけは古酒ではありません。ご容赦を…。 2 白1／ルモワスネ／シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・シャン・ガン 1993（9名以下の場合除外） ※ブルゴーニュの古酒といえば、信頼のブランド、ルモワスネですね。今まで私は、ルモワスネの古酒で外れを引いたことがありません。いつも驚くほど若くて、状態がいいんですよね。一流ドメーヌから良いワインを買い付けているのは勿論ですが、自社セラーの温度が通常よりも低めであること、10～20年に一度澱を除去していること等、ルモワスネならではの元気な古酒には、色々工夫があるようです。そのルモワスネのシャサーニュの1級、ヴィンテージも良年の1993ですから、これは間違いないでしょう。評価誌の評価は見つかりませんでした。 3 白2／ガストン・エ・ピエール・ラヴォー／コルトン＝シャルルマーニュ 1986 ※割とマイナーなドメーヌですが、特級、コルトン＝シャルルマーニュの1986です。ブルゴーニュの1986は、赤は微妙だったようですが白は優良年とされています。評価誌の評価は見つかりませんでした。 4 白3／ドメーヌ・ド・シュヴァリエ・ブラン 1978（7名以下の場合除外） ※ グラーヴでもトップクラスの生産者、ドメーヌ・ド・シュヴァリエの白です。赤白ともに評価の高い作り手ではありますが、白の方がより高評価かつ高価格ですね。1978年はボルドー全体がなかなか良い年ですが、シュヴァリエも成功したようで、ヴィンテージ・テイスティング誌が93点（2005年試飲）、ジャン・マルク・カランが15/20点（2008年試飲）と高評価を獲得。ボルドーの辛口白の古酒って、なかなか飲む機会ないですよね。密かに楽しみな銘柄です。 5 赤1／ルモワスネ／ニュイ＝サン＝ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・サン＝ジョルジュ 1969 ※ ルモワスネ2本目。特級畑が存在しないニュイ＝サン＝ジョルジュの1級畑最高峰にして、ジュブレのクロ・サン＝ジャックやシャンボールのレ・ザムルーズと並ぶ特級昇格候補のレ・サン＝ジョルジュです。しかもブルゴーニュのビッグヴィンテージである1969年。生産者、畑、年と三拍子揃ったワインで期待大ですね。専門家の評価は見当たりませんでした。 6 赤2／R. ロペス・デ・エレディア／ヴィーニャ・トンドニア・グラン・レセルバ 1961（6名の場合除外） ※リオハを代表するワイン、トンドニアです。しかも1961年。リオハの古酒は艶かしい香りが出てとてもおいしく、個人的には大好きです。物によってはちょっとブルゴーニュっぽくなって来たりもしますね…。このトンドニア1961は、インターナショナル・ワイン・セラー94点（2010年試飲）、ジャンシス・ロビンソン17.5点（2011年試飲）と、きわめて高い評価。 7 赤3 ／ シャトー・マグドレーヌ 1979（8名以下の場合除外） ※サン＝テミリオンの名門シャトーであり、ペトリュスのムエックス社が所有しているマグドレーヌの1979です。ボルドー右岸の1979は、割と良い年みたいですね。このマグドレーヌ1979も、パーカー84点、ワイン・スペクテイター87点と良好な評価です。 8 赤4／ レ・フォール・ド・ラトゥール 1929 ※ご存知シャトー・ラトゥールのセカンド。かつボルドーの歴史的ビッグヴィンテージ、1929年です。86歳。世界大恐慌があった年ですよ…。便宜的にレ・フォール・ド・ラトゥールと表記していますが、実はこの頃は微妙に名前が違ったようで、エチケットには「Des Forts Latour」と記載されています。液面はボトムネック。リリースされて80年以上経ったワインならそんなに液面が高いことはあり得ないので、リコルク物ですね。私自身は数年前に買ったワインなのですが、酒屋は当時「10年以上前に仕入れた」と言っていたので、ここ20～25年くらいの間にリコルクされて市場に出てきたものと推測しています。評価誌の評価は見当たりませんでした…って、そりゃなくて当然ですね。 9 白4（甘口）／シャトー・クリマン 1929 ※ディケムに次ぐソーテルヌ（バルサック）のトップ・シャトー、クリマンです。しかも1929年。パーカーポイント、何と100点です(しかも最近の2013年試飲)。更に、ジャン・マルク・カランも20/20点です（こちらは1990年試飲）。まさにパーフェクトな評価。パーカーポイントと言ってもテイスターはパーカーでなくニール・マーティンなのですが、マーティンのコメントがまたすごい。 「The Chateau Climens 1929 must stand as one of the greatest Sauternes (or Barsac) wines of the century.」 とか 「“Can Sauternes be better than this?” I scribbled at the conclusion of my tasting note. The answer is “No.” 」 とか書いてくれちゃってます。 ちょっと長いですが、以下に全文引用しておきましょう。 ［The Chateau Climens 1929 must stand as one of the greatest Sauternes (or Barsac) wines of the century. Mature in color, with burnished core and amber rim, the bouquet leaps out of the glass with scintillating delineation, bestowing intoxicating scents of mandarin, Japanese yuzu, dandelion, barley sugar, marmalade and rosewater (a trait displayed by the Lafaurie-Peyraguey 1929 just a few weeks previously.) The palate is underpinned by perfect acidity and a bewildering sense of intensity allied with finesse and mineralite. Traces of apricot, peach and honeycomb emerge, later joined by subtle secondary notes of candied orange peel and mandarin. “Can Sauternes be better than this?” I scribbled at the conclusion of my tasting note. The answer is “No.” Tasted August 2013.］ 液面はボトムネック。これもリコルク物です。2004～2005年頃にリコルク蔵出しされて、2005年に埼玉の松澤屋が輸入しています。 【会費】（コース料理代10800円込み） 10名の場合 40000円 9名の場合 42000円 8名の場合 44000円 7名の場合 46000円 6名の場合 48000円 【場所】 赤坂見附 「ルヴェール」 http://leverre.akimichi.jp/ 【野暮な注意書き】ワインはいずれも信頼できる店で購入し、私の手元でもきちんと定温管理していることは請け合いますが、品質を保証するものではありません。会費は基本的に（端数の凸凹は別として）ワインの購入当時の価格の頭割りで、利益は取っていませんので、万一ブショネや劣化等があっても、ご自身で買ったワインがダメだったときと同様、恨みっこなしでお願いします。その辺はわざわざ言わなくても皆さんおわかりと思うので、本当に野暮な注意書きです。すみません野暮で… 場所 東京都港区赤坂3-16-2 榮林 5F 「ルヴェール」 道順を調べる 参加を締め切りました 興味あり (4人)
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ystk
らっぱさん
