201445[土] 12:00

途中参加OKどなたでも極端な政治信条を持たない方
【週末研】東京ダークピンク・ツーリズム――桜とナショナリズムを見る #花見2014

てらまっとちゃんはおしまい

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詳細
ナショナリズムと結びついた桜の名所を歩いて回ります。

12:00 東京駅丸の内中央口 東京ステーションホテル入り口 集合

皇居乾通り→千鳥ヶ淵緑道→靖国神社(→時間があれば隅田公園)

今年初めて一般公開された皇居の乾通りを歩きます。

靖国神社で「英霊にこたえる会」による「第30回 靖國神社の桜の花の下で「同期の桜」を歌う会」(14:45〜)を鑑賞します。

今年もお花見の季節がめぐってきました。
満開の桜の下でお酒を飲み、家族や友人と語らう光景は、まさしく平和そのものに見えます。

しかし、よく知られているように、かつて桜は戦争や軍国主義と密接に結びついていました。
靖国神社の遊就館に展示されている特攻機は、敵艦に体当たりして華々しく散る姿から「桜花」と名づけられています。
戦時中、特攻隊員に好んで歌われた軍歌『同期の桜』では、国家のために死んでいく兵士が桜の花にたとえられ、死後、靖国神社の桜の下で再会することが歌われています。
また、桜の名所として知られる上野公園や隅田公園、錦糸公園には、東京大空襲による大量の犠牲者の遺体が集められ、満開の桜の下で埋められたと言われています。
さらに、戦時中、日本の支配下に置かれた地域には、日本から次々と桜が植樹され、あるいは桜に似た現地の花が「〜桜」と名づけられていきました。
日本からの独立後、植民地支配の象徴として桜が伐採された国もあるそうです。

こうしたことのすべては、すでに遠い昔の出来事のように思えます。
日本の桜を見るために海外からもたくさんの観光客が訪れる今、お花見を楽しみながら、わざわざ国家や戦争について考える人はあまり多くないでしょう。
しかし、その一方で、今でも毎年のように靖国神社に集まり、戦没者のために『同期の桜』を歌う人々もいます。
また、どちらかといえば保守的な政治信条をもった団体やメディアが、桜を象徴として選ぶことも少なくありません。
どちらが良いとか悪いとかいうことではなく、人間は今でも、桜にさまざまな意味を託している、あるいはより正確には、(桜によって)託させられている、といえるかもしれません。

そこで今回、週末研では、桜を「生ける戦争遺産」としてとらえ、ナショナリズムと結びついた桜の名所をたどる《ダークピンク・ツーリズム》を開催することにしました。
日本が右傾化しているとかしていないとか騒がれる昨今、性急な結論を下す前に、桜とナショナリズムの関係に思いを馳せてみるのも、ひとつの花見のかたちなのではないでしょうか。


場所
東京駅丸の内中央口東京ステーションホテル入り口
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    コメント
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      tokada 3668日前 
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      たけくら 3668日前 
    5. @teramat 興味あり!(色々あって行けなくなったので、TLで見守ります)。
      オガワデザイン 3667日前 
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